スロヴァキアの首都「ブラチスラヴァ」はこじんまりとした可愛らしい街。歴史は複雑で1993年にチェコとの連邦制を解消し、ひとつの主権国家となった。
ブラチスラヴァの市内や旧市街の観光は徒歩で一日で見て回れます。中央駅やバスターミナルから旧市街までは少し距離があるので徒歩では20-25分ほどかかります。
1.市内交通について
⑴中央駅から旧市街まで
【バス】93番
【トラム】1番
※中央駅から旧市街のミハエル門までのバス・トラムルートを下記の地図を参考にしてください
⑵バスターミナルから市内まで
【バス】70番
【トロリーバス】202番、205番、212番
※旧市街までダイレクトに行くバスはないので途中トラムに乗り換えるか徒歩で旧市街に行く。バスターミナルから旧市街のミハエル門までのバス・徒歩ルートを下記の地図を参考にしてください
⑶バス・トラム・トロリーバスについて
♦運賃(バス・トラム等共通)
【15分券】 0.70€
【30分券】 0.90€
【60分券】 1.20€
【1日券】 3.50€
【大きなバッグ】 0.35€(3時間以内) ※バッグの目安:30×40×60cm 以上
♦購入場所 各乗り場の券売機、newspaper stands ※券売機はコインのみ使用可
♦使用方法 乗車後、車内のオレンジ色のマシーンに挿入し打刻(改札)する
※ランダムで検査員が乗車し乗車券をチェックする。正しいチケットを保持していない場合、50-70ユーロの罰金が科せられるので有効時間の確認は忘れずに。♦路線図はこちら
♦ブラチスラヴァ公共交通情報(imhd.sk) はこちら
2.市内・旧市街の様子を紹介
⑴おすすめスポット13選を地図に表示
⑵おすすめスポットの紹介
①ユニオンの噴水/ Fountain of Union
1979~1980年(チェコスロヴァキア連邦共和国時代)に建てられた連合の噴水。国家の平和と友好をシンボルとし、中央には直径9mのリンデンの花(聖なる木)がかたどられて建てられた。噴水全体の大きさは直径45mでスロヴァキア最大の噴水。しかし、2007年に故障し、修復に莫大な費用がかかるためその後「機能不全の噴水」と宣言された。
②大統領官邸/ グラサルコビッチ伯爵宮殿
中央駅と旧市街との中間に位置しているこの宮殿は1760年に完成し、スロヴァキアの「ホワイトハウス」として知られている。宮殿前の大きなフレンチガーデンはブラチスラヴァの人気ガーデン(公園)の一つである。かつてこの場所は、貴族の社交の場としてのイベントや有名作曲家のコンサートが開かれていた。
スロヴァキア大統領はこの官邸には住んでおらず、様々な国際的セレモニーの開催場所として使われている。建物内の見学はできないが、年に一度だけ6月に”Open Door Day”として一般公開される。この日はスロヴァキアの祝日
♦開園時間(敷地内&公園)
【4-9月】 9:00 – 21:00
【10-3月】 10:00 – 18:00
♦入園無料
♦Open Door Day 6月15日 10:00 – 17:00 ※詳しい内部の様子はこちら
宮殿/官邸敷地内にある大きな公園(官邸の北側)にそびえ立つ立派なEpiscopal Summer Palaceという建物。17-19世紀にエステルゴム大司教・大主教 Archbishop of Esztergom(※エステルゴムはブダペストから40km北西に位置する都市で、ハンガリー・カトリック教会の総本山の大聖堂がある)の夏の間の住居として使用されていた。
多くの改築が行われ、またナポレオン戦争(1796~1815年)時代は兵士の病院としても使用されていた建物である。事実1930年代まで病院は残されていた。ビロード革命(1989年)やチェコとの連邦制解消の後はスロヴァキアの政府建物となった。
③Planet of Peace Fountain
1982年に作られた自由を意味する噴水。中央に立つ地球のオブジェは直径3mの球体で幸せの象徴である羽ばたいているハトが描かれている。
④トリニティ教会/ The Trinitarian Church
18世紀前半に建てられたバロック様式の三位一体の教会。入口は半円の弧を描いており3つの塔が一緒になっている。正式名称:Church of Saint John of Matha and Saint Felix of Valois
⑤ミハエル門/ Michael’s Gate
ミハエル門は中世の要塞の中で保存されている唯一の都市門で、最も古い建物である。1300年に建てられたとされ、現在の姿は1758年に再建されたバロック様式の屋根に、聖ミハエルとドラゴン像が設置されたもの。タワー内は武器博物館となっている。中世の武器・武具が展示されている。
♦博物館の開館時間
【火-金】 10:00 – 17:00
【土・日】 11:00 – 18:00
【閉館日】 月曜日
♦入館料 €4.50
⑥プリマティア宮殿
1778~1781年にジョセフ・バティヤニ大司教のために建てられたネオクラシック(新古典派)の宮殿。鏡のホール(the Hall of Mirrors)は、1805年にオーストリアとフランスの間のプレスブルック平和条約に署名した場所として有名。ブラサルコビッチ宮殿が永久的な大統領官邸になる1996年まではこのプリマティア宮殿が臨時の大統領の住居であった。現在ではブラチスラバ市議会の会合の場所となり、また様々なコンサートや会議がここで行われている
♦開館時間
【火-日】 10:00 – 17:00
【休館日】 月曜日
♦入場料 €3.00
♦館内の写真撮影 鏡のホール(the Hall of Mirrors)のみ
⑦市歴史博物館/ Múzeum historických interiérov (Museum of City History)
ブラチスラヴァで最も古い博物館。科学技術、文化、宗教儀式、貴族の生活様式、国民の復興、産業の発展などの都市の歴史を中世から記録している。写真の噴水の後ろに写っている建物が博物館。
♦開館時間
【火-金】 10:00 – 17:00
【土・日】 11:00 – 18:00
※最終入館時刻:閉館時刻の30分前
【休館日】 月曜日
♦入館料 €5.00
⑧フラヴネー広場/ ロランド噴水
旧市街の中心にあるメイン広場。中央にはロランド噴水がある。1572年に作られたルネサンス噴水はこの街で最も古いものとされている。写真中央のうすい緑色の壁の建物内に日本大使館が入っている。
広場に設置されているベンチ。NAPOLEON SOLDIER(ナポレオン兵士)ナポレオンと彼の兵士たちは1805年にこの地にいた。一人の兵士がブラチスラヴァの地元女性に恋に落ちここに留まり、後にスパークリングワインの生産者となった。彼の名前であるHubert(ヒューバート)は、今でもスロヴァキアの有名なスパークリングワインブランドとなっている。
⑨Man at Work – Čumil
1997年にマンホールに埋め込まれた男性のオブジェ。頭や鼻をさわると幸運がやってくると言われている。旧市街にはこのような様々なポーズをしたオブジェがいくつもあります。是非探してみてください。
⑩聖マルティン大聖堂
ブラチスラヴァの最も大きくまた古い教会の一つである。1563年から1830年の間にはハンガリー王国のコロネイション(即位式)教会として知られている。塔は当時街の防衛壁(⑬Medieval City Walls)に組み込まれ要塞の一部に形成されていた。
⑪お城の入り口/ Sigismund Gate
ブラチスラヴァ城の入り口のうち一番大きな門。他にも3か所入口はあります。
ドナウ川真上の丘の上に建つ4つの塔を持つ巨大な長方形の城。かつてはモラヴィア王国の支配下にあり、城にはハンガリーの王冠などが200年ほど保管されていた。写真中央に建つSvätopluk(スヴァトプルク)像は、モラヴィア王国の3番目の君主を描いた特大の乗馬ブロンズ像。
高台(丘の上)に位置しているので旧市街やドナウ川の景色が素晴らしいです。夜景もおすすめ!城内は国立歴史博物館として一般公開している。
お城の中庭
♦開館時間(国立歴史博物館)
【4-10月】 9:00 – 17:00(最終入場16:00)
【11-3月】 10:00 – 18:00(最終入場17:00)
【休館日】 月曜日
♦入場料 €8.00
※敷地内、公園内の見学は8:00 – 24:00、ライトアップされたお城も見られます。
♦所要時間 30-60分
この階段を上がるとお城に到着します
⑬Medieval City Walls
旧市街とお城の間に作られた壁はブラチスラヴァの街を守るためのものであった。14世紀後半から作られ、ミハエル門もかつては城壁であり現在に残っている。壁の一部は要塞となっており、隣に建つ教会(⑩聖マルティン大聖堂)もその一部であった。
壁に貼られている写真や説明文で歴史を知ることが出来る。
見学時間 10:00 – 20:00
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